ボスポラス海峡に3番目の橋

ボスポラス海峡を跨ぐ3番目の橋が建設されることになる。1番目は英国企業連合、2番目はIHI(石川島播磨)などの企業連合が建設した。2番目のファーティフ橋は、日本の企業が建設し、完成予定日よりも早く完成したことで日本の企業に対するトルコ人の信用度がアップした。

2つの橋は交通量が多く、慢性的な渋滞となっていて、この慢性的な渋滞を解消するために、3番目の橋の建設がトルコの各界から求められていた。

それとは別に、ボスポラス海峡の海底を東西に貫通する鉄道トンネルが建設されている。この建設に日本の国際協力銀行がトルコ政府に資金を融資している。日本のT建設を中心した企業体が海底トンネル建設の工事を実施している。建設中に遺跡や歴史的な遺構が発見され、進捗が予定よりも遅れている。

2010年は、「トルコにおける日本年」となっている。今年に設定されたのは、ボスポラス海峡の海底トンネル完成と合わせるためであったと、トルコ人が言っていた。しかし、トンネル工事が遅れ、2010年には間に合わなかった。

第2ボスポラス海峡の完成は予定よりも早く完成し、トルコ人の信頼を獲得した日本であったが、今回はどうもその時のような意気込みが日本企業には失われているようだ。