キルギス騒擾事件と失業者の不満


この写真は、キルギスに滞在する知人がビシュケクで撮影した写真で、知人の許可を得て掲載します。掲載許可を与えてくれた知人Fさんに感謝します。

この写真は、ビシュケクの中国系スーパーがキルギス人の放火によって炎上した様子です。キルギスでは、職のないキルギス人たちの中で不満が鬱積している。外国人資本(中華系やトルコ系)をターゲットにした焼き討ち事件が起きた。キルギス大統領交代劇は、民主化を求める運動というよりも、失業や格差の不満が爆発した事件であったようだ。

豊かに見える外国人に対して、キルギス人たちが不満を爆発させた。2005年にも起きているが、今回も同じことが起きた。失業者に仕事が与えられないと、鬱積した不満はこのような焼き討ちや略奪を発生させる。

ビシュケクでの不満の鬱積が暴動となるのに比べると、失業率5%となった日本は何ともおとなしい国である。