フランス:ブルカ禁止法は「合憲」 ←欧州で多文化共生は虚構

フランス:ブルカ禁止法は「合憲」 来年にも施行
新聞報道によると、フランスの憲法評議会は10月7日、イスラム教徒が顔を含む全身を覆い隠す「ブルカ」などの衣装を公共の場で着用することを禁止する法律について、治安上の理由を重視し、合憲と判断した。これにより、同法は来年春から施行される見通しとなった。

イスラーム世界の女性の服装のひとつである、「ブルカ」を公共の場での着用を禁止するそうである。欧州は人権に関して、世界にいつも大きな発言をしてきたが、イスラーム文化に関しては、「治安」を理由に禁止することのことである。これはイスラーム文化を異質なものとして、治安という言葉を利用して排除しようとしている。自分とは異なる文化や価値観を排除したナチズムになんとなく通じるような気がする。

カトリックの修道女の服装は、顔以外すべて服で隠している、メガネ着用で変装も可能であろうが、キリスト教の服装には「治安」という言葉と結びつくことはない。

EUキリスト教の価値観だけを共有する世界であるのに、トルコ加盟をちらつかせて、トルコをだましている。トルコ人は新オスマン人の意識を持つようになって、EU加盟にさめつつある。キリスト教の方がイスラームを排除する論理が強い。欧州が唱える多文化共生は、絵空事でしかない。