新疆ウイグル自治区衝突事件、1周年

昨年7月5日に新疆ウイグル自治区で発生した衝突事件から1年が経過した。治安維持の名目で少数民族に対する締め付けが厳しいままである。漢族には優しく、少数民族には厳しい監視体制を続けているようでは民族間の融和は難しい。中国共産党は10年間に新疆に対して集中的な投資をすると言っているが、いままでのやりかたでは少数民族が豊かになるのではなく、漢族が豊かになるばかりであろう。

表面的な繁栄が続いても、民族の亀裂は解消することは難しい。新疆での漢族の人口増加が止まらない現状では、少数民族を押さえても、また何時か暴発する可能性は否定できない。NHKのインタビューでウイグル人が答えられないと言っている。本音を語れば、逮捕されることが明らかなのに、そのような質問をするNHKの記者のKYも困りものである。