トルコのガザ支援船襲撃事件とマレーシア

トルコのガザ支援船がイスラエル軍コマンドによって、国際法(公海自由航行の原則)を違反して急襲され、トルコ人が死亡した。トルコではこの事件によりイスラエル非難の声が大きくなっている。イスラエルがトルコ支援船を急襲したことには正当性も合法性もない。このようなことを続ければ、反ユダヤ主義が高まることになり、ユダヤ人に災禍が降りかかることを、ユダヤ人たちあ一番よく知っているはずだ。しかし、敢えて、ユダヤ人が行う蛮行に正当性はない。これでは、負の連鎖が未来に対して続いていくこととなろう。

トルコ支援船には、マレーシア人(6名)も同乗していた。彼らは6月6日にマレーシアに帰国した。7日付けNew Straits Timesで写真入りで1面の記事となっていた。マレーシアでは、ヒーローの扱いであった。写真を見ると、6人はトルコの国旗が見えるたすきをかけていた。マレーシア人がイスラム教徒としてトルコと連帯を示していた。いままで、マレーシアとトルコは遠いイスラムの国どうしでったが、両国のイスラム教徒が接近する時代が来るかもしれない。