『ウズベク語文法・会話入門』(大阪大学出版会)

ウズベク語文法・会話入門

ウズベク語文法・会話入門

吉村大樹,ジュリボイ・エルタザロフ著,大阪大学世界言語研究センター監修『ウズベク語文法・会話入門』(大阪大学出版会,2009年,2800円)

ウズベク語は,トルコ系諸語のなかでトルコ語に次いで話者がいる。その数はウズベキスタンを中心に中央アジアで2000万を超えている。ウズベク語は中央アジアで重要な言語の一つである。このように重要な言語であるにもかかわらず,独学に向いた適切な入門書がなかった。今回,大阪大学出版会から独習向きのウズベク語文法が出版された。内容的にも要領よくまとまめられ,巻末にはウズベク語・日本語の単語集が掲載され利用しやすい。ウズベク人の協力を得てできあがったいるため内容的にも充実している。

著者の努力に敬意を表したい。ウズベク語を学びたい人はこの文法書を利用することを薦めたい。ウズベク語の音声に慣れるために,CD版が付属されるならば,なお一層いいものとなるであろう。是非とも,会話を録音したCDを作成してもらいたい。

次は是非とも,ウズベク語日本語辞典を出版されてウズベク語学習の環境を整備して頂きたい。