南京虐殺記念館とウイグル語


日本では南京虐殺記念館として知られているが,正式名は《侵華日軍南京大屠殺遇難同紀念館》である。

ここを訪問すると,新館1階入り口でレンタル案内レコーダーを借りることが出来る。中国語,英語,フランス語,ドイツ語,ロシア語,日本語,韓国語,アラビア語,広東語,モンゴル語チベット語ウイグルなど12種類の言語の案内レコーダを利用して,展示ホールの文物,展示品について詳しい説明を聞くことができる。展示されている物には,日本から提供されたものや日本で収集した物が多い。

少数民族言語として,ウイグル語,チベット語モンゴル語がある。案内レコーダを借りる見学者は,漢族か,外国人が多く,中国少数民族はいなかった。ウイグル人がこの虐殺記念館を見学するとき,どういう感情を持ちながら見学するのか,とふと考えてしまった。

戦争,虐殺などで死去した世界の人々に合掌。