ハイバル峠通過後のアフガン・パキスタン国境

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写真はアフガン・パキスタン国境を往来する人々の様子である。門にパキスタンの旗が書かれている,こちら側がパキスタン領。門の向こうがアフガニスタン領である。建物の上にアフガニスタン国旗が翻っている。数年前にペシャワールから現地のA部族の部族長の案内でハイバル峠を越えて,この国境まで見学した。自動車には護衛のため小銃を携行した警官が同乗した。パキスタン西北辺境州では,パキスタン中央政府が国道周辺だけを管理して,それ以外は現地部族による自治が行われ,政府の行政権が及ばない。
この国境を往来する人々はアフガニスタン領とパキスタン西北辺境州にすむ地元民である。往来する人々はパスポートを提示することもなく,チェックも受けずに通過している。
部外者や外来者が気づかれずに,ここを通過できるのかと案内してくれた部族長に質問してみた。「それは無理だ。よそ者はわかる」と応えてくれた。アルカイーダなどよそ者がここを通過するのは無理で国境を越えるには,現地の案内をともなって山道を通るしかないことが分かった。

ハイバル峠にある橋が爆破され,外国人がこの国境を見学するのは無理となっている。