カザフスタンの日本人墓地

カザフスタン共和国のアルマトゥに日本人墓地がある。第2次世界大戦後,ソ連は旧満洲を中心に50万の日本人将兵を捕虜として,シベリア,中央アジアコーカサスに連行した。第2次世界大戦によって不足した労働力を日本人捕虜の強制労働により補おうとした。

日本軍の蛮行ばかり宣伝され,いわゆる知識人にソ連共産主義を礼賛する人が多かったので,ソ連の蛮行は長く隠蔽され語られることがなかった。

カザフスタンに連行された日本人捕虜は,ダム建設,道路工事,工作など強制労働に従事した。事故や病気により死亡した日本人が埋葬された,この日本人墓地では,ひとつの墓石に数名が埋葬されている。墓石には墓碑銘もなく,誰の墓かも不明です。遺族が訪れても,故人の墓を特定することはできない。

中央アジアで斃れた日本人の墓地のいくつかは,いまでは所在不明になってしまったものもある。中央アジアと日本の関係を考えるとき,中央アジアで,日本に帰国できず斃れた日本人の英霊のことを忘れてはならないと思う。

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