日本・トルコ友好 エルトゥールル号慰霊式典

トルコの地中海に面したメルシンでエルトゥールル号犠牲者慰霊祭が行われた。共同通信の報道によると、次のような記事であった。

1890年に和歌山県串本町沖で遭難したオスマン帝国の軍艦エルトゥールル号の犠牲者慰霊式典が2日、トルコ南部メルシンで行われ、同県の仁坂吉伸知事や田嶋勝正串本町長らが出席した。式典には同県などの一般市民約180人なども訪れ、地元市民と交流を深めた。

同艦は明治天皇に勲章などを献上し帰国途中に台風のため座礁し沈没。乗組員587人が死亡したが、地元住民の献身的活動で69人が救助され、日本とトルコの友好関係の原点とされる。串本町とメルシンは姉妹都市

両国国旗がはためく中、地中海を望む公園の慰霊碑前で行われた式典で仁坂知事は「両国のきずなを次世代に受け継いでいくことを約束する」と強調。ギュナイ文化観光相は「式典のためはるばる日本から訪れた皆さんに感謝する」と述べた。(共同)

オスマン帝国海軍軍艦の沈没は、トルコにとって不幸な出来事であった。この事件は、日本・トルコ間交流において、特に和歌山県串本町で草の根の友好活動を非常に長い年月続けている。このような息の長い日本・トルコ間の友好活動は他にはない。今後も地道な日本・トルコ友好は続くに違いない。このような息の長い、地道な活動が本当の友好活動なのであろう。