ウズベキスタンでのビジネスマンたちの逮捕

今週はウズベキスタンで大金持ちのビジネスマンたちが逮捕や拘留された。

中央アジアでは,1991年の独立以来,天然資源に恵まれたカザフスタンを除いて,経済的な発展が順調とは言えない。賄賂が横行し,政府とコネのない者がビジネスで大きく成功することは難しい。

今週,逮捕や拘留されたビジネスマンたちも政府と密接に結びついて事業を成功したビジネスマンたちだ。コネと賄賂で成長したとも言えよう。しかし,なぜ彼を逮捕したのだろうか?ウズベキスタン政府は大きな財源がなく,彼らの会社から搾りとろうと考えているのか,それともウズベクのある姉妹に関連する企業グループと競争させないため,芽を摘んだのであろうか。ウズベキスタンでは,こういうことが何回か起きており,特定の企業集団が産業を独占することが起きている。

これでは健全な産業の成長は望めない,若者失業者が増えるだけで何の解決策にはならない。ウズベキスタン中央アジアで中心的な役割を果すことのできる,潜在力のある国家であるが,健全な成長はこれからも難しそうだ。これでは日本の企業に進出してくれと言っても無理であろう。