ウズベキスタンとキルギスの国境閉鎖

2月にウズベキスタンは国境規則を変更した。この規則変更により,キルギス人のウズベキスタン入国が制限されるようになった。キルギス人は3ヶ月に一回に制限されることとなった。この規則の対象としているキルギス人は,キルギス南部に住むウズベクキルギス人である。キルギス南部にはウズベクキルギス人が多数生活している。統計がないので10万以上とも,数十万ともいわれている。キルギス国籍のウズベク人たちは,ウズベキスタンのフェルガナ地方に親類が多いと言われている。フェルガナ地方ではウズベク政府による住民の虐殺事件が発生した地域である。カラ・スー国境ポイントをウズベキスタンが閉鎖した。ウズベキスタンのフェルガナ地方とキルギスとの交流に制限を加えたことの背景には,一体ウズベキスタン側にとって都合の悪い何かが最近起きているのであろうか。